未完成の美☆目黒雅叙園 百段階段
ストレスフリーでアンチエイジングを目指すレイリーナです。
夏ももう終わり・・。
夏の思い出と言えば「お祭り」もあるよね。
そんなお祭りをテーマにした目黒雅叙園の百段階段のイベントの様子をレポート。
この百段階段は東京都の指定有形文化財になっていて、普段は見る事が出来ないの。
イベント時のみ見る事が出来るので貴重。
毎年7月〜8月末までは、お祭りや伝統芸能をテーマにした「和のあかり」
1月中旬〜3月中旬までは「雛まつり」
そして「福ねこ」や「假屋崎省吾」さんのイベントもあるから、興味があるイベントをチェックして是非行ってみて。
さてこちら目黒雅叙園は、かなり久しぶりだったのだけれど、近代的になっていて驚いた〜。
入口はこんな近代的に。
でも一歩中に入るとしっかり独特の「世界観」は残っていて素敵だった。
別名「昭和の竜宮城」なんて言われる事もあるほど、本当に竜宮城に迷い込んだよう。
どう?・・え・・何か違う?そうここは女性化粧室の中。
化粧室もこの雰囲気。。う〜ん・・なかなか期待出来る。
目黒雅叙園は「千と千尋の神隠し」の湯屋のイメージの参考にもしていると宮崎駿さんの談話もあるそう。
こ〜んな廊下も通りながら・・いよいよ百段階段に進みます。
エレベーターも雰囲気あります。
これから現れる百段階段に期待ワクワク。。
こ・・これが百段階段。
すごい!先ほどの近代的な建築とは違って当時のままのたたずまい。
昭和10年に実際に料亭として使っていたままだそう。
そして何より、この階段は「百段階段」と言いながら、実際は九十九段しかない。
一段足りない「未完成の美」を追求しているそう。
世界遺産「日光東照宮」の陽明門の12本の柱も1本だけ逆向きになっているの知ってた?
私は知らずに観光してしまってた。。
きっと小学校の時の遠足で先生が説明してくれてたのだろうな〜
真面目に聞いておけばよかったと後悔。
なぜ未完成かと言うと「建築は完成した瞬間から崩壊が始まる。いつまでも未完成だと崩壊が始まらない・・永久不滅!!」という願いが込められているそう。
これはいい事を聞いた。
私はあまりにも未完成だから、ずっと「永久不滅!!」・・と無理やり考えてみたけれど・・もう少し頑張ろうよと自分に言い聞かせた・・。
さてこの百段階段の脇には7つの部屋があって、それぞれの部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家たちが創り上げた美の世界が描かれていて、部屋の名前にもなっている。
では階段を上がりながらご案内。
まずは荒木十畝の「十畝の間」。
そして次は・・?・・??ここは厠だったそう。。
気を取り直して・・。
ここはよくパンフレットなどにも出てくるお部屋。
室内はすべて純金箔、純金泥、純金砂子で作られているという豪華絢爛さ。
今回の展示では「青森ねぶた」が飾られていました。
そして「草丘の間」。
影絵がとても幻想的で綺麗。写真映えもするので、写真撮影している人もたくさん居ました。
さてこの百段階段、しっかりと段数が表示されていて、やっぱり九十九段なんですね。
「未完成の美」か〜。言い訳に使うのではなくていい事に使おう!と決心。
さて歩き疲れたあなたには、こんな開放的なラウンジもあるので、ゆったり優雅にお茶をしながら撮った写真に浸る事もできます。
ただ企画によっては撮影禁止になる事もあるので、しっかり確認してね。
次は2017年9月26日〜11月26日までの「いけばな」も行こうと企画中。
また違った雰囲気で楽しめること間違い無し!